我が家は住宅展示場にふらっと行ってしまったんですが、行く前にこれをやるべきだったなと思うことを書いています。
住宅展示場について
はじめに、わたしが家づくりを始めて初めて知った住宅展示場のトリビアについてお伝えします。
水曜日はほぼ休場状態
住宅業界は水曜日がお休みの方が多いらしく、モデルハウスに社員の方がいませんでした。
店番のようなスタッフの方はいるんですが、見積もりに関する詳しい話はできないようでした。「後日、営業の者からご連絡いたします」的なことを言われます。
一度、水曜日(しかも雨の日)にふらっと行ってしまったんですが、自分たち以外お客さんを見かけませんでした。(なんで開けてるんですかね?いっそウェブサイトに定休日と書いておいてほしいです泣)
住宅展示場に入ったらアンケートを記入する
住宅展示場で営業さんにお話を聞いた後、アンケートを記入します。そういうものらしいです。
これには、自分の個人情報や家の購入希望時期など、住宅購入に関する情報を記入します。
このアンケートに答えると、その後にそのハウスメーカーの施主からの紹介を受けられないハウスメーカーもあるので要注意です。(紹介割引の趣旨から考えると当たり前かもしれませんが…)
モデルハウスはオプションてんこ盛りの空想住宅兼営業所
モデルハウスが素敵でも、そのハウスメーカーの標準仕様でモデルハウスのようなおうちを建てるのはほぼ不可能です。
さらに、モデルハウスはハウスメーカーの営業所でもあり、わたしたちが入れない部屋に工事課の社員さんがいたり、契約したお客さんとの打ち合わせが行われていたり、とにかく「家」ではありません。
家を建てた人にとっては常識かもしれませんが、わたしは最初全然知らずにモデルハウスの内装とか設備を見てハウスメーカーの印象を決めていました。
住宅展示場に行く前にやるべきこと
さて、本題です。
やるべきことはたくさん思い浮かぶんですが、3つに絞りました。これだけは絶対にやるべきだと思います。
ローンシミュレーションをしておく
住宅展示場に行くと、営業さんに年収を聞かれて、「この年収ならうちで建てられますよ!」と言われます。
さらに光の速さで銀行との間に入って住宅ローンの事前審査を段取りしてくれます。
これにより「自分が借りられる金額」が分かるんですが、大切なのはいくら借りられるかではなくて、いくらの借り入れなら無理なく返していけるかどうかということです。それを、事前に自分で確認しておく必要があります。
まずは月にいくらまでなら住居費として支出し続けられるか考えます。
この金額が自分で分からないのであれば、ファイナンシャルプランナーに相談して、キャッシュフロー表を作ってもらうのが良いと思います。住宅展示場などでファイナンシャルプランナーに相談できるイベントを時々やっています。
そして、その金額をもとに借入金額をシミュレーションします。
ネットには住宅ローンを計算できるウェブサイトがいろいろあるんですが、シンプルでいいと思ったみずほ銀行の「住宅ローン借入可能額シミュレーション」についてご紹介しておきます。
上記のサイトにアクセスして、「住宅ローンのお借入れ可能額を試算される方」をクリックします。
次に、以下の項目を入力します。
- 返済金額は無理なく返せる金額で設定。実際は住宅ローン以外に固定資産税の支払いもありますよ…!
- ボーナス月に返済金額を増額しない場合は、①と同じ数字を入れてください。
- 安定した収入が見込める期間が良いと思います。
- 変動金利がいちばん金利が安くて固定の期間が長くなれば長くなるほど金利は高くなります。金利方式をどれにするか全く決まっていなければ、とりあえず中間くらいの固定10年にしておけばいいかなと思います。
④について補足ですが、長いこと低金利時代が続いているからか、住宅ローンの金利方式は半数以上の方が変動金利を選択しています。我が家も変動金利を選びました。
①~④を入力したら、他の項目はとりあえず空欄でOKですので、「計算する」をクリックします。
すると、借りられる金額が分かります。
このシミュレーションでは24,610,000円借りられます。これに自己資金を合わせて、いくらが住宅購入費に充てられるか確認します。
どこのモデルハウスに行くか決めておく
「せっかく住宅展示場に行くから全部見たい」と思ってしまいますが、立ち寄るモデルハウスはあらかじめ3つ程度に絞っておくのが良いと思います。
モデルハウスは空想住宅兼営業所なので、自分たちだけで見てもよく分からないんですよね。どうしても、スタッフに標準仕様の話とか工法とか話を聞かないと始まりません。結構時間がかかります。
それでも「とりあえずたくさんのハウスメーカーのモデルハウスの中を見て雰囲気つかみたい」という場合は、「自由見学DAY」「勝手に見学DAY」のようなモデルハウス側が設定している冷やかし歓迎かつアンケートなしの日に見るのがおすすめです。
わたしたちは中京テレビハウジングの「モデルハウス弾丸ツアー」に参加しましたが、1モデルハウス10分ずつ見られて、さわりだけ話も聞けました。
各種割引が適用されるか確認しておく
ハウスメーカーで受けられる割引で、よくあるのは「法人割引」「紹介割引」です。
どちらも住宅展示場に行く前に適用されるかどうか確認しておくのが良いです。法人割引が適用されるかどうかは職場の福利厚生担当者に確認すると分かります。また、紹介割引は紹介してくれそうな人のあたりを付けておくと良いと思います。
住宅展示場でアンケートを書いた後では割引が適用できないハウスメーカーもあります。(割引の趣旨を考えると当然だと思います。)
住友不動産の紹介制度について知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
まとめ
いろいろと書いてしまいましたが、割引について事前に調べておくことと、モデルハウスは基本的に標準仕様ではないということを覚えておくことだけは押さえておくとよさげです。
あと水曜日は全然人いないからね!!(泣)