一条工務店と住友不動産の標準仕様の違いが知りたい方向けの記事です。
とても長いので、3記事に分割しています。(これは最後の記事です。)
前の記事はこちらです。
比較した感想
住友不動産は住設・内装の標準仕様が高い
住不は住宅設備(お風呂、トイレ、キッチン、洗面台)や内装(クロス、フローリングなど)の仕様が相対的に良いように感じます。
さらに、「住まいるフェスタ」というイベントに参加すると、協賛各社の提供するオプション(玄関ドアのタッチレスキー、高性能網戸など)が無料でつけられます。
各メーカーが出展していて、そこで話を聞いてエントリーすると、無料で設備をグレードアップしてくれたり、定価よりお値打ちで購入できたりします。
2020年以降は中止になった地域も多いんですが、東京では開催されていてうらやましいです。会場ではわたしがヘビーユーズしていたマイホームデザイナーというソフトももらえます。(わたしは買いました(泣))
一条工務店i-smartは構造の標準仕様が高い
一方で、一条工務店は家の性能部分に力を入れていることがとても伝わってきます。
我が家の見積もりですと一条は住不より坪単価は12万円(税抜)ほど高いのですが、全館床暖房と高性能樹脂窓、屋根一体型の太陽光パネルをもともと導入したかった方でしたら、一条のコスパは非常に良いと思います。
我が家は床暖房はリビングだけでいいかな…?と思い、悩んだ挙句に住友不動産と契約しました。
異なるハウスメーカーの見積もり金額を比べても意味がないことが分かった
どうしてもハウスメーカーの見積もりの金額だけを単純に比較してしまいますが、内容が大きく異なるので、あまり意味のない行為だということが分かりました。
「ハウスメーカー別坪単価一覧」みたいなものをつい見てしまうんですが、これもあまり意味ないですよね。多くの場合、(建物本体価格)÷(建物の大きさ(坪))で坪単価を算出していると思いますが、この(建物本体価格)に含まれるものが各社違いすぎるので、比べる意味が全くないです。
引き渡しを終えて、改めて考えること
住友不動産から引き渡しを終えて、改めてこの2社の「契約時の見積もり内容」を見ると、いろいろと思うことがあります。
実は住友不動産の見積もりには水道管の引き込み代が含まれていなかったり(プチマイホームトラブルです(泣))、逆に一条工務店は我が家のようにやりたい放題したらとんでもないオプションがかかるな…と思ったりします。一条工務店は契約後の細かい追加料金が意外とかかるんですよね(インスタ情報)。壁の下地(壁掛けテレビをしたかったり、後で棚をつけたかったりする場合に必要)や、コンセントの追加料金、クロス代など、数千円~一万円くらいのオプション代がどんどん積みあがっていくな~という印象です。
住友不動産で建てた我が家も、契約時から生き残っているオプションの方が少ないくらい、契約後にいろいろ仕様が変わっていきました。追加オプションもたくさんあります。正直、たくさんのハウスメーカーに対して見積もりを取っても、金額を比較するという観点では意味がないと思います。
よく家づくりブログでハウスメーカーに対して一括で見積もりが取れるサービスが紹介されていますが、あれってアフィリエイト報酬がめちゃくちゃ高いんですよね。つまり…そういうことだと思います。
ただ、ハウスメーカーに対して「他社でも見積もりを取っています」というポーズを見せることは大切だと思います。
世の中にはハウスメーカーに対して値切る必要のない方も多分いらっしゃるので(相続税対策で注文住宅を建てる方など)、自分はそうではなく同じものならできるだけ安く買いたいという意思を行動で示す必要があると感じています。
まとめ
キッチンや断熱材、建具など比べようもないものは比較していませんが、比べられるものだけでも随分違いがありました。
どちらのハウスメーカーもそれぞれ良いところがあるので、あとは生活スタイル(2Fは寝るだけに使うとか)や周辺環境(寒冷地だとか)、好み(住設の色をたくさんの中から選びたいとか、外壁はタイルがいいとか)次第で選べばよいのかなと思っています。